やっぱり無理やった・・。 | 心からお母さんと呼べる日は来るのか?                    ~戦いの日録~

やっぱり無理やった・・。

次の日、
紹介された病院へ行くことにした。
でも、この日は
連日のだるさに加えて、
立つのもやっと、というほどの
身体の具合やった。
身体が、曲がりにくかった。

自分で病院へ行くのは無理やと思ったから
自分の母親に連絡し、送ってもらった。
母親はその後、何か用事があるとかで
すぐにどこかへ行ってしまった。
なので、私は1人で診察されるのを待った。

病院と言うところは、
紹介状というものがあると、
待遇が変わるように思う。


紹介された病院は
この近辺ではわりと有名なとこやし、
やっぱり人がたくさん来ていた。

私はあまりのしんどさに
待つことへの苛立ちを隠せなかったが、
ベッドで横になって待ちますか?という
看護士さんの言葉を、
何故か強気に突っ返してしまった。


まぁ、どれくらい待った後やったか、
やっと呼ばれた。

どこかに期待を持ちつつも、
覚悟を決めているところはあったから、
先生の言葉に動じることはないと思っていたけれど、
やっぱりそうもいかなかった。


子宮外妊娠。


身体が曲がりにくいのは
お腹に血が溜まっているから。
血を取り除く必要があり、
手術を要すると言う。
また別の病院を紹介された。

涙が出そうになるのを
今まで生きてきた中で
一番の根性を出して耐えた。

けどやっぱり無理や。
この子にも会えん上に、手術やなんて。
涙は堰を切ったように溢れ出た。

再び、母親に迎えに来てもらって、
次の病院へと向かった。