全てはここから・・。 | 心からお母さんと呼べる日は来るのか?                    ~戦いの日録~

全てはここから・・。

手術した日はダンナが泊まってくれて、
次の朝は病院から仕事へ行った。

私は手術の次の日の夜まで何も飲めない状態。
それだけでも結構ストレスなのに、
さらに、痛さと環境の違いに、
感情がコントロール出来なくなっていた。

自分1人では寝返りをうつことすら出来ない。
こんなことは初めてで、
ストレスはピークを優に超えていた。

そんな中、
義母が来た。
見舞いということやろうと思う。

こんなストレスピークな中、
どう対処すればええねん!!

あんたは来んことが
何よりの見舞いやねん!!


しかしさすがの私もこんなことは言えず、
何かしらのお礼の言葉を言いつつも、
内心、
「早よ帰ってくれーーー」
と呟いていた。

義母は相変わらず
意味不明なことをしゃべっていた。
私はほぼ聞き流していた。
でも流れ続けてた言葉が
頭の中に留まった。


「卵管のとこになぁ、
ちっちゃかったけど
子供おったで~」



何を思ってんのか、
笑いながら、こう言った。
きっとここへ来る前に
先生のとこへ行って、
手術して取ったとこを見せてもろたんやろうな。


・・・キレた。


そんなこと、言われんでもわかってんねん。
その子には会いたくても会えん状態やったから、
それに私の身体も危なかったから
手術して取ったんやろうが。
せっかく授かった命を失って、
何より苦しくて悲しいのはこの私や。
それなのに、そんなこと言うなんて、どういうつもりや。



人の気持ちを考えるってことを
あんたは知らんのか。
私がどんだけ辛くて悲しいかって、
だいたい、子を産んだことがあるあんたやったら
誰よりも分かってくれてもいいんちゃうんか。

この一言が、
私の心に大きく残って、
義母をより遠くへやったことは言うまでもない。